大阪の郊外について。

 

「なんか住みやすそうな大阪」で少路(豊中市)、彩都西(箕面市)を取り上げました。住環境としての都市部ということで大阪市内も歩いてみましたが、郊外として再開発された町並みの綺麗さ、防犯対策の整い方などを考えると、どうしても大阪府北部(北摂エリア)に目が向きます。

上の図は関西圏の所得層と居住地域をマッピングされたものです。(野村総研「エリア別の金融資産推計結果」(2008年10月発表))

リンク:『強い「東京都」ブランド、郊外に集中する大阪 リッチマンの住む街、プアマンの住む街【1】』 (PRESIDENT online)

赤色が高所得者層な訳ですが、見事に北部に集中しています。一方で大阪市内は大阪環状線内側の新しく大型タワーマンションが再開発されているあたりを除いて、真っ青。大阪で治安が悪いとされている地域もこの青いエリアの中にあります。(もちろん全てがそうとは言えませんが)

千里ニュータウンなどから更に北部に移動が必要な彩都西などが再開発され、官民共同で防犯に優れた郊外都市が建てられ続けている状況です。通勤に時間がかかる(乗換に不便なモノレール線)土地であり、新築マンション一戸の値段は決して安い訳ではない。そうであるのに、北部に人が集まっていくのは、やはり「アクセス・教育・住環境」が充実した、郊外としての北部ニュータウンの評判が、さらに高所得層の流入を生んでいるのではないかと思うのです。

大阪に越してきたとき、不動産屋に「この地域はもともと部落なんで、ずっと値段が安い土地柄なんですよね。気になされるなら北部に」と勧められました。こうした良い評判があった場所(千里ニュータウン)に人員が流れ、企業(建設、店舗)が流れ街が出来上がると、さらにその周辺(彩都西)が開発されて、またそこの評判が定着するというサイクルがあります。郊外の外にさらに郊外ができて行く。morimachiさんが映画『トゥルーマン・ショー』の舞台装置からニュータウン的な都市計画っぽさを発見されてましたが(「『トゥルーマン・ショー』の街並み」)、千里ニュータウンはもう見捨てられた土地なのでしょうか。

今の千里ニュータウンは、おそらく高齢者と、転勤者などの新たなファミリー層が中古で購入・賃貸している層とに二分しているのではないかという気がしますが、実際どうなっているかもう少し掘り下げていきたいと思います。

One thought on “大阪の郊外について。

  1. この資料のリンク先は提示したほうがいいですね。
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