大阪中崎町へ潜入
Vol. 1
今日の担当のkamisanです。
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中崎町にある印刷所、その名もレトロ印刷JAM。雑誌で見かけて気になったのでいざ潜入してみました。場所はグーグルマップを使って行ったので、すぐに行けたのですが、見た感じ仕事をしていて、印刷依頼者でもない一般人が入ってもいいものなのか?と最初は戸惑いました。入ってみて気付いたのですが、一階は印刷、製本などをしているところで、二階がワークショップ、雑貨販売を行っているところのようです。
すごく私好みの印刷物、雑貨が多いので色々尋ねてみると、デザインなどは依頼者がほぼ行い、値段などの相談をした上で印刷をこちらのレトロ印刷JAMでやっているみたいでした。名前の通りレトロ感がどの印刷物にも漂っていました。
機械の性質上、ツルツルした紙よりもザラつきのある紙のほうがインクがつきやすいため、ザラつきのある紙を使用しているみたいです。時にはふすまの裏に使われる雲華紙と呼ばれる紙を使っても印刷しているようです。雲華紙とは雲模様みたいなものが描かれているのですが、レトロ印刷では雲模様は外して使っているようです。ふすまを作っている方にしても雲模様をつけないほうが楽なようなので双方にとってイイ話ですね。雲華紙を例に、どこの印刷所でも使われないような紙を探してきて機械との相性で使うのを決めるという冒険心には感心です。
機械が簡易印刷機のため、印刷にズレや色ムラが出たりするみたいなんです。それがレトロ印刷の特徴でもあるらしいのですが、私の見た感じではまったく!気にならなかったです。むしろそういうものと意図して作られているようにもみえました。色の組み合わせも良く、二色の混じり合う感じが手描き風で味がありました。色は何色でも出来るみたいですが、二色ずつしか印刷ができないため、色が増えていく分、ズレは避けられないようです。印刷している工程も見学させていただいたのですが、少しずつ違うどこにもないオンリーワンなものが多く仕上がっていくのは見ていて楽しかったです。ただ働いている人は全部で20人程のようで、一つ一つ手作業なところも多々あり、作っている方は大変だと思いました。
上の画像の作業風景は、印刷物をカレンダーにするためにミシンで一応何枚もつなげているのですが、上糸だけでしかつながっていないので、裏を糊で一つ一つなげていく作業をしているところです。
依頼者はプロ・アマ問わず請け負っているみたいです。全国津々浦々から依頼があり、全国全ての都道府県の依頼者がいるとか。地元である福岡の珈琲屋さん(忘れました)の名刺とかも請け負っているみたいで驚きました。
体験として、ここのワークショップで自分でデザインを描いて印刷物にしてもらえるようです。紙の種類とか分からないという方にも安心!三種類ほど5枚程度ずつ印刷してもらえるみたいです。30分くらいで仕上がるみたいですし、そしてなんと500円で出来ちゃうっていうんだからお得ですよね。地図は上にも載せていますが、阪急梅田駅から徒歩10~15分のところにあります。この時期なら年賀状とかここで作ってみるといつもとは違う、みんなとは違うものが出来るのではないでしょうか。
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Vol. 1”