奈良、三条通りに隠されたお墓。

 
 
どうも、tasoです。

今回はこのブログのために奈良駅周辺に行って来ました。と言いたいところですが、本当のところ奈良に少し用事があったので、その行き帰りに駅周辺をぶらぶらしてきました。それにしても最近奈良の記事が増えましたよね。

この日はJR奈良駅から歩いて近鉄奈良駅周辺まで行き、用事を済ませた後、またJR奈良駅まで歩いて帰りました。
日曜日だったので思ったより人が多かったんですが、困ったのがお年寄りのツアーでした。頑なに列の間に人を通そうとしない…。無理やり通るしかなく、なんだか大阪とはまた違った歩きづらさを感じました。そこで、ふと疑問に思ったのが、お年寄りのツアーってめちゃくちゃ多いのになんで外国人向けのツアーって少ないんだろうってことでした。奈良にいる外国人の観光客ってほぼ単独行動です。

そして、奈良のメインストリート(?)である三条通りは、案外ビラ配りとか客引きが多いです。たいてい美容院か居酒屋です。意識して見てみると三条通りって美容院だらけでちょっと笑いそうになりました。おそらく個人経営ではなくチェーン店の美容院です。その日も歩いているとビラを配っている人がいたので、ビラ配り大変だなあという同情から受け取ってみると勧誘されてしまい、やっぱり一人でふらふら歩くのは良くないかもしれないと思いました(ふと見ると周りは一人で歩いている人がほとんどいませんでした!)。

JR奈良駅から近鉄奈良駅まで行くのに、メジャーなのは三条通りから東向商店街を通って行基さんの像のところに着くルートかと思いますが、この日は違うルートで行きました。奈良公園とか観光目当てじゃなく、単に近鉄奈良駅まで移動したいならこっちの方が早いと思います(使う出入り口が違います)。
汚い地図になってしまって申し訳ないですがこんな道です。三条通りの途中で左の筋に入ります。
地図2

高天の交差点を渡ると、近鉄奈良駅の出入口に着きます。個人的には奈良駅からはこの出口を使って出るのがすごく好きです。地下から上がって地上に出るのは面白いです(奈良には地下鉄がないので珍しいです)。

近鉄

写真右下に「P 紀乃国屋」…きのくにや…?大型書店の紀伊国屋が頭に浮かびましたが、この看板の矢印の方を見てみると小さな人気のない本屋でした。そしてなぜか店の方から「♪か~ごめ かごめ・・・」の唄が流れてました。正直ちょっと怖かったです。しかし歩いていると、少し離れたところに「紀乃国屋」という不動産屋がありました。看板が指していたのはおそらくこっちだと思います。看板の矢印の方にある本屋は何だったんでしょう…。

それから用事を済ませ、再び三条通り。実は取り上げたい場所があったんです。

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パッと見、よく分からない空間ですよね。コンクリートの道が続いていて、奥の方に門と鳥居が見えます。恥ずかしながら私も最近までここが何なのか知らず、しかし入ってはいけないと聞いたことがあったので、とりあえず何か重要なものなんだろうとは思っていました。歩いている人達も、この異空間を不思議そうにチラッと見ていますが、中に入る人はいません。
で、これが何かというと、手前の看板を見ると「宮内庁」と書いてあります。それ以外の文章はよく意味が掴めませんが、かろうじて読めるのが「開化天皇陵」。天皇陵…天皇のお墓です。

しかし天皇のお墓といってもイメージができなかったので航空写真を調べてみると…(GMapアースというサイトを使いました)
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古墳でした!三条通りにこんな古墳が隠れるスペースがあったとは…

あと、看板に開化天皇と書かれていたので、開化天皇についてちょっと調べてみました。wikipediaです。いつの時代の人なのかはっきり分かりませんでしたが、実在していたのかどうかも分からないような時代の人のようです。実在していたのか分からないのにお墓があるんだな、と思うと変な気もします。あと、考古学者からすれば研究の重要な材料なので一般人の立ち入り禁止というのは分かりますが、人通りの多い通りに面しているにも関わらずこの古墳の存在があまり知られていないのは、少し不気味に感じます。
余談ですが、私の友人はこの天皇陵の前(門の前の空間です)で、お昼ご飯を食べたことがあるそうです(笑) なかなかのツワモノ…と思いますが、実際門の前までなら入っても誰にも注意されません、というか門の外は立ち入り禁止ではないはずです。

[mappress mapid=”106″] 地図には「開化天皇陵」わりと大きく載ってますが、現地に行くと全く気配がありません。

そして奈良駅周辺散策も終わりにさしかかった頃、JR奈良駅前のサンマルク前の自転車置き場に、誰かが置いたエサに群がる野良猫がいました。奈良の猫。まさに、ならねこ。
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じゃれ合う2匹と、サンマルク隣りのビルに入って行った人を見つめる2匹。まだ声が高かったので子猫…?毛の色も、黒2匹、茶黒2匹だったので兄弟かもしれません。
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この猫たちは、このビルに入ろうとする人誰彼かまわず足元に纏わりついていっていました。かなり人慣れしているようです。

それにしても、奈良公園の方へ全く行かずに奈良を歩いてみるのは新鮮でした。奈良に限らず、たまにはこんな散策の仕方もありだと思います!

 

2 thoughts on “奈良、三条通りに隠されたお墓。

  1. じゃれてるネコのしっぽがー、もう少しでハートマークになりそうなのにい。

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