ダメ人間が第65回正倉院展にいってきたよ。

 

ども、編集長のmorimachiでおじゃる。

あまりにも奈良ネタが少ないので、
ええ行ってきましたとも、第65回正倉院展。

中学受験の日本史で、偏執的に出題するぞよ、しょーそーいん。
ならねこの名にかけて、これは行かねば、しょーそーいん。

でもねえ、私みたいな身分の卑しい人間なんかに、
国宝の価値なんかがわかるのでしょうか。。。

 

場所と料金  

近鉄奈良駅から坂道を10分くらいあがります。
そしたら奈良国立博物館。新館のほうですね。
[mappress mapid=”65″]  
入館料、ふつーは1000円。
でも16:30以降は700円なのだ!
さすがに平日の閉館1時間前だと人も少なめで、
待ち時間0分。これは狙い目かも。

でも今週末の休日はどうだろう、
ここは観光バスでどばどば乗り付けてくるからなあ。。。

で、中に入る。予想通りカメラ禁止。ちっ。
フラッシュ禁止ならわかるけど、なんでカメラだめなんでしょうね。

入り口ではヘッドホンが配られて、
展示物の近くにいくと、なんと各宝物の解説が聞けます!!
しかし私はダメ人間なので、華麗にスルー。

ちまちま聞いていると60分以上かかるぞよ。
私は見たいもんだけ見る。

いやさ、こんな私でも平等院の博物館とかだと
「おおぅ!」って想うんです。
でも、正倉院のは全部微妙なのね。

なんか、きたないボロ切れとかヘンなお面とかを、
神妙な面持ちで崇めるのはちょっと「裸の王様」くさくない?
あああああああああこんなの、私がダメ人間だからですわ。
お気になさらないで。

 

率直な感想  

単なる骨董品趣味じゃなくて、
それを復元したレプリカも横に置いてほしいと思ったね。

ならねこ目線でいえば、さすがに第70回正倉院展では、
スマフォ経由で解説する感じになるんだろーな。

あと、絶対パンフレット買うべき。1200円。
全ページがカラーで、質は高い。

ただし、パンフレットでは大きさがわからないので、
さらっと実物だけみて、
詳細はパンフレットで補えばいいじゃん。

 

ごはん   

・・・という言い訳をして60分かかるところを15分で回る私。
だってダメ人間なんですもの。

で、博物館の前は、カレーとか団子などの露天がでてます。
他の観光客は結構スルーして帰ります。
まあ、店舗の見た目がちゃっちいので、
なんかテキ屋っぽくみえちゃうんですよねえ。
ったく、モノの本質を見ない愚民はこれだから。

しかし、露天をちゃんと見てください。
魚万中西与三郎など奈良を代表する老舗だったりします。
ということで、私は大和牛の牛飯をいただくのでした。
吉野屋の2倍くらいおいしいです。
CIMG0632

デザートは中西与三郎のみたらしです。
これも、やわらかあまいのよ。
牛飯と団子の組み合わせ、国宝級です。
私はこれ目当てに土曜日にも、いくぞ。

 

正倉院再考  

牛飯をもそもそ食べながらパフレットを斜め読み。
冒頭の「正倉院宝物の成立と公開」の章は、
そもそも正倉院とは何なのか?
ということについ改めて考えさせられた。

歴史的に正倉院を管理していたのは東大寺だったこと、
それが明治政府により宮内庁へ移ったことは興味深い。
それは、奈良の古寺の奥に埋もれた骨董が、
天皇を基点とした国家再編に欠かせない神器へと化ける瞬間だった。

そして、そういうこと自体が、いまや一つの歴史だ。
正倉院は、いや、奈良って実は政治の中心だったんだと思う。

でも、絵画の一点透視法における真ん中の消失点が、
ありえない場所であるように、
奈良は常に浮き世離れして、
太古のロマンに自らを包み隠すことを宿命付けられたのです。

ええ、もちろん今でも。

 

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