奈良-大阪:大和路快速の車窓から
はじめまして、tasoです。
突然ですが、奈良県にはJRと近鉄しか電車が走ってません。そして奈良に行くなら近鉄でしょ、と思われがちです。確かに観光地に行くことを考えると、JRよりも観光地に近いところを通っている近鉄が圧勝です。あと近鉄の方が駅の数が多いし奈良県全体を網羅しているというか、栄えているイメージがあります。それに比べてJRは…田舎くさい道しか走らないし、駅の数も少ないし、すぐによく分からない理由で遅延するし、電車賃も高い…。今日はそんなJRを宣伝したいと思います!
JR奈良駅(または加茂駅←京都府になります)から大阪駅までを走っている大和路快速という快速電車によく乗るので、この電車について紹介します。似たような感じの快速でみやこ路快速というものも奈良駅から出ていますが、これは奈良駅から京都駅までを走るもので、大和路快速は田舎から都会に出る感じですが、みやこ路快速は田舎から田舎に行く感じです(もちろん京都駅に着けば都会ですが、それまでの過程が田舎です)。そこで、私はその田舎から都会に出る感じこそ大和路快速の魅力だと思っています。1時間で、田舎も都会も両方見れるんです。
ということで、奈良から大阪への道のりをみていきましょう。(どの写真もスピードについていけておらず申し訳ないです)
大和路快速到着。
実は10月から12月の3ヶ月間、先頭にせんとくんが付いていたりします。「『なら記紀・万葉』なら大和路探訪キャンペーン2013~古事記 縁(えにし)の旅~」の誘客キャンペーンの一環…らしいです。しかしこのせんとくん、車両によって付いていたり付いていなかったりなので、出会えるかどうかは運です。気まぐれですね。
車内の座席は、横長の座席が対面している形式ではなく、特急のような形式です。窓側に座ると景色が楽しめます。大和路快速は、景色を楽しんでこそだと思っています。
走っている電車の中での撮影は難易度が高すぎました…。
この田舎道での楽しみは鷺(サギ)が見れることだと思います。けっこう大きな鳥です。天候にもよりますが、田んぼ、水路、川など、水のあるところによくいます。以下、写真は拾ってきたものです…
こんな鳥です。
飛んでるところはとてもかっこいいです。
ただ、この鳥に関してはおそらく近鉄でも見れます。
そして王寺駅から久宝寺駅の間で山を超え、奈良から大阪に入ります。ここで、奈良と大阪の境目って分かりづらいんですが(ほぼ山の中なので)、一つ大きく変わるのは農業だと思います。 奈良は圧倒的に田んぼで、緑が広がっているのに対して、大阪に入ると緑はなくなり、畑ばかりになります。 ちなみに、大和路快速はいま山を越えてるなあっていうのがもろに分かりますが、近鉄では生駒山を越える時にトンネルに入ってしまい全く景色が見えません。
そして徐々に畑もなくなり住宅が増えていき、天王寺駅に着きます。それから、天王寺駅と新今宮駅の間で面白いものが見えます(良い写真が見つからず…小さくてすみません)。
これは…さっき奈良の田んぼで見たサギ…?
調べてみると、どうやら天王寺動物園の鳥を飼育しているゲージの外に、野生のサギが巣を作っているそうです。最近は電車から見ている限りこのサギの姿を見かけないので、もしかすると動物園側が野生のサギを追い出してしまったのかな、と思いましたが、 これも調べてみると工事の影響で今年は別の場所に巣をつくっているみたいです。詳しいことはこちらに書いてありました。天王寺動物園のブログ
そして電車は、天王寺から先は環状線になります。 通天閣、京セラドーム、海遊館、USJなど、大阪の観光地が回れます。 通天閣と京セラドームは電車から見えます。 残念なことに、田舎が好きすぎて大阪の都会な街並みの写真は撮り忘れました…。
こんな風に、大和路快速に乗れば景色はもちろん奈良と大阪の違いがよく分かり、本当の意味で奈良を知ることができます。ぜひJRにも興味を持ってほしいです!
反省:今回は写真がしょぼすぎて本当に申し訳ないです。次から頑張ります。
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昼間の大和路快速は座ってのんびり読書できるので、私も好きですね。あと近鉄電車だと生駒あたりで、どばっと街を見下ろすあの風景はいつも「はっ」とします(>_<)