奈良を東京から眺める@奈良まほろば館
みなさんクリスマスはいかがお過ごしでしょうか。
きのう東京から帰ってまいりましたkokiiiです。
東京は今年2回目になりますが、なんとも広くてがやがやして落ち着かない街ですな。
歌舞伎町のカプセルホテルに泊まりましたが、何時になっても騒がしい街でした。
眠らない街、トーキョー。
詰め込まれた街が見せるのは何も綺麗なものばかりじゃないなというのは誰もが気づくことでしょうが、ここが日本の中心であります。
日本の中心であり、つまりは日本国民の多数派。 そんなトーキョーで奈良県はどうやってその存在を示しているのでしょうか。
いってきました。奈良まほろば館。
いわゆる奈良のアンテナショップですね。三越前駅を出てすぐのところにあります。日本橋ですね。
ちなみに「まほろば」というのは日本の古語で「素晴らしい場所」といった意味になります。
奈良に限定された使われ方でもないんですが、JRには万葉まほろば線という線があったり、奈良で開催されたインターハイの愛称が近畿まほろば総体だったりと、まあ奈良県民にはなじみ深い言葉でもあります。
入り口ではせんとくんがクリスマス仕様でお出迎え。これこそmorimachi氏の言うfunnyかな?
路面に面する大きなウィンドウには手書きで「奈良の白菜祭開催!」
入り口そばの良いポジションでお姉さんが白菜を並べています。売れいきは…どうなんでしょうね。
奈良県民のわたしでも特産といえば何じゃろうか…と悩んでしまいますが、あえて言うなら三輪素麺と柿の葉ずしでしょうか?
さすがに素麺の品揃えはすごいですね。
柿の葉ずしはこんな感じ。
奈良で育ってきたわたしの柿の葉ずしといえば、田中やら平宗やらなんですが、こちらは山の辺というお店ですね。なるほど。お寿司を包む柿の葉がカラフルですね。はじめてみました。
店内はあとはこんな感じ。
確かに奈良の酒蔵といえば梅の宿が思いつきますね。
古代米食べたことないな…
我が家のお醤油は三重県の伊賀越です。
シーサーっぽいのがみえますね。
店内は意外とお客さんがチラホラいて賑わっていました。
やっぱり奈良といえば、「自然」だったり「古風」だったりがアピールポイントになるのでしょうか。
観光地というのは、自らが観光地であることに自覚的になり、ある一面を誇張してアピールしていく必要があります。
それを活かしながらも新たな一面を開拓しようとしたのが、件のせんとくんでしょうか。
これからの奈良がどこに向かうかは、気長に眺めておこうと思います。
この奈良まほろば館も、そういう意味では奈良のある一面がプッシュアップされているわけで、我々奈良県民は確かにそういうものもあったなぁといった感想を漏らし、観光客にはなるほどと物珍しい目で消費されるのです。
まあ店内はなかなかににぎわっていましたので、奈良も悪くないのかもしれませんね。
奈良といえば奈良・飛鳥時代を連想しがちだけど、実際は鎌倉期の仏像が多いよね。そして繁華街は、昭和のもっさい街並が、もっさいままで活気があるw そういうのは、希少価値のある「生きた化石のような街」だと思うなあ。