空間系とネットワーク系@ならねこ・すくーる。
社会関係は、空間系とネットワーク系の交錯として見ることができる。つまり人間関係における「親しさ」は単に空間的な「近さ/遠さ」(nearby/distant)だけでなく、ネットワーク的な「近さ/遠さ」からも見なくてはならない。例えば、以下のA、B、Cの間柄において、Aから見て空間的に近いのはBだが、ネットワーク的に近いのはCだ。
空間系とネットワーク系は独立しており、両者は直交させることができる。例えば「空間的に遠く、ネットワーク的に近い」関係は「遠距離恋愛」(long distance relationship)となる。
さらなる分類のために、三つ目の次元として「時間」を加える。テーブルにおいて類型化された諸項目は「離散的/連続的」(discrete/continuous)に細分化することができる。括弧内の”D”と”C”はこれのイニシャルである。