平日の哲学。

 

さくらサーバーの転送系に問題があるようなので、写真付きの記事が挙げられるまであと数日かかりそうです(T_T)。ま、文字だけのブログもシンプルでいいかも。せっかくだから普段とは違うことでも書こうかなっと。

なるほど、文字だけしか書けないときは、本の紹介に徹するのも悪くない。ならねこ的ベスト1、こんな本を読むと奈良観光が楽しくなる本を1冊紹介しよう。

 

浅野詠子『奈良の平日 誰も知らない深いまち』講談社、1500円。

この著者、過去に奈良の土地開発公社の不正をおっかけたりしてたんだが、それとはかなり趣を違えた本だ。さて、そういうことができるジャーナリストがまったりした奈良を語るとどうなるのか。奈良の風情と町衆の声を丁寧に織り交ぜていく彼女の文章は、正確なだけでなく、この街への慈しみにあふれている。こういう本を読んでから奈良を散歩すると、いろんな発見があるだろう。本書が見いだす奈良はスローでパワフルだ。なんでもないような平日の奈良。その背後に潜む、現在完了進行形という歴史の斥力を垣間見せてくれる。

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