宇治の商店街がねえ。。。
JR奈良から宇治までは、みやこ路快速で30分だ。
ちょっと平等院に関する資料を見に行ったわけだが、
ひどい。ひどいねえ。ここ、観光地ですよね?
ってくらい街のデザインがいろんな意味でクソなのです。
道路、とてもきれいです。
なので自動車がレトロ商店街をびゅんびゅん駆け抜けます。
怖くて、ヒトが散歩している気分になれない。
レトロっぽい店だな—と写真撮ると車がクラクションならしてくる。。。
世界遺産の近辺なんだから、ここは石畳にすべきでしょうよ。
まー中村さんとこのかき氷は新雪みたいで絶品だけどさー。
平等院の前なのに、
なんでパチ屋とサイゼリアなんでしょうか。
コンクリートの鳥居のなかはさすがに石畳だけれど、
店舗は、お茶、お茶、お茶っ!
あほかと。一カ所でそんなに茶ーしばけへんがな。
ああ、この街は世界遺産を生かしきれていない。
日本人の観光って「点」なんですよね。
平等院という点。ほらココ、世界遺産だぞすごいだろ。
じゃ、つぎのスポットは…みたいな。
点にしか関心が無い。それ以外は滅茶苦茶。
実は京都市内も、そう。
観光に関して、日本人はいつでもどこでも修学旅行感覚だ。
私たちは、観光バスで点と点だけ見て帰る、京都の修学生なのである。
点から点への経路を含めた、
街の息(粋)づかいを魅せるためにはどうすべきか。
ここに街のデザイン関する何らかのポリシーが生まれる。
これが国際水準でいうところの本当の観光都市の条件だろう。
日本よ、オトナになりなさい。
そのうち中国人も観光にこなくなるんじゃないか。
このことはヨーロッパの街並みを見るとよくわかる。