ニューバランス女子のためのおしゃれ消費社会論。

 

「ナウいですねえ、最近ニューバランス流行ってますもんねえ」

と最近、知人から言われた。いやいや、私は昔からずっっとニューバランスしか履いていないんだけど。しかし、そう言われた後、大阪の街中を見渡してみると、確かにニューバランスをコーデに取り入れているオナゴが多いこと! これまでニューバランスといえば、奈良のクソ田舎中学の指定靴、おかんのウォーキングシューズで、若者はナイキとかアディダスを買っていたわけでしょう? ニューバランスという企業は、派手なイメージ広告を打たないので、いたって地味な印象です。

でも、それはニューバランスのPRがヘタクソなのではなくて、あくまでも「広告しない」という広告なのです。地味だけど、時代に左右されない安定感、モノ作りで勝負してんねん感をかもしだすことを意図していたわけだ。だらだら細く長くやっていきますねん、みたいな。しかし、これ自体がモードになってしまった! なんてことだ! このことは、ネットのクチコミ、しかも国を超えたイメージの流通が、とってつけたような一国内のTV広告やキャンペーンを凌駕してしまったことを意味している。まあ、事後的になんらかのPRはしているとは思うけど。「(MBA的な意味での)マーケティングをしない」というマーケティング戦略。これが今後の企業PRの主流になりそうです。これのさらなる具体的な戦術の模索も含めて。

さて、話をニューバランスに戻します。購入時の注意点として、ニューバランスの同じ型番でも生産国別で序列があり、
アメリカ製>>イギリス製>>>>ベトナム製>中国製
というヒエラルキーがあります。

履きやすさも別物だと思った方がよいです。人気の1400とか500番台などを買う人は要注意ですね。大阪の北堀江にあるニューバランス直営店にいくと、足の横幅までちゃんと計測して、スタッフが最適なサイズを用意してくれます。単なるファッションを超えて、自分の足にあった靴を履くと、街を歩くのが楽しくなりますよ。ダイエットにもなるし。

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ただし、さらなる上級者向けアドバイスとして、私はわざと細身のDワイズ(欧米人向けの細長いシルエット)をオーバーサイズで履いています。シューズのつま先が空で、余っている履き方ですね。なんでそんなことするかというと、見た目がかっこよくて、歩く分には支障がないからです(^^;)「走る、歩く、立つ」ではジャストサイズの「ジャスト」の意味が変わることも大切です。例えば立ち仕事だと、足はむくみやすいので、サイズにゆとりがある方が快適に感じます。

最後に「女子のためのニューバランスコーデ」を参考に、おっさんがおまえらのファッションチェックしてやんよ。

名称未設定

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参考:

「ニューバランス」人気が過熱
http://news.livedoor.com/article/detail/8348787/

女性殺到!広がる「ニューバランス」ブーム 地味なスニーカーが売上高5割増

「N」の文字をあしらったスニーカーを販売するニューバランスが絶好調だ。カジュアル靴を扱うライフスタイル部門の2013年1~10月期の売上高は、前年同期比54%増。その中でも人気なのは価格の高いUSAモデルで、前年同期比86%増と大きく伸びている。

9月に投入をしたUSAモデルの秋冬新作「M1400」の黒色は、ニューバランスの直営店で大半のサイズが発売直後に売り切れ、現在も品薄状態だ。靴小売り大手のABCマートでも「スニーカーは今年好調だが、特にニューバランスは売れている」という。

購入客の中心は、20~30代の女性。ニューバランスといえば、かつて90年代のスニーカーブームに熱狂した30~40代男性が主要顧客層のブランド。ここ数年の販売は微減が続いていた。そんなブランドがなぜ急に若い女性の支持を得るようになったのか。

■服との合わせやすさが魅力に
ニューバランスジャパンの鈴木健マーケティング部長は「女性のライフスタイルの変化が大きい」と分析する。「登山やランニングのブームをはじめ、女性が普段からスポーツを楽しむようになった影響で、街中でもスニーカーを履くようになった」。

ただ、「ニューバランスはマーケットイン(顧客の声を基に商品を開発する)のブランドではない」(鈴木氏)。女性客を狙ってデザインに手を加えたり、価格を下げたりはしていない、という。

ブームのきっかけは、人気女性モデルのブログやファッション雑誌などに、おしゃれなアイテムとして取り上げられるようになったことだ。

他社のスニーカーは派手な色使いのモノも多いが、ニューバランスはグレーやベージュなどベーシックで地味な色が中心。さまざまな服に合わせやすいのが魅力になっている。

人気に火が付き、これまで取り引きのなかった小売店からの引き合いも強い。ただ「ブランド価値を守るため、販売先を厳選している」(鈴木氏)こともあり、過熱感がより高まっている。また、ブームは20~30代の女性だけでなく、40代以上の女性にも広がりつつある。店頭での品薄状態はもうしばらく続きそうだ。

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