びんてまり@滋賀
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こんにちは、gooseです。
12月もあっという間に下旬に入りましたね。
日に日に寒くなって来て、雪も
ちらついているようです。
さて、皆さんの住んでいる地域には
民芸品はありますか?
全国的には、飛騨のさるぼぼや
東北地方のこけしが有名かと思います。
我が滋賀県にも、
「愛知川びん細工びんてまり」という
変わった工芸品があります。
簡単に言えば、丸いびんの中に手まりが
入っているものです。
冒頭の写真を見ていただければわかるように、
一見してまず「これどうやっていれるの?」
となると思います。
このびんてまりは旧愛知川(えちがわ)町
現愛荘町で盛んに作られていたもので、
滋賀県の伝統的工芸品にも指定されています。
そしてこのようにびんてまりが
たくさん置いてあるところが
愛荘町立愛知川びんてまりの館という
ところで、町立図書館に併設されています。
館内の説明です。
一番気になる
「どうやってびんの中にいれたのか」
ということですが、この説明によると
まず丸い型を作り、その上にも何層か層を
つくる
できあがった型に刺繍をしていく
それができれば、中の型を抜く
そうするとまりが小さくたためる
そうしてびんの中に入れる
ということです。
これだけのものを刺繍していくのは大変な
時間と根気がいるものだと思います。
このびんてまりの館ですが、訪れたときは
開館13年記念としてびんてまり展が
開かれていました。
びんてまりの館でびんてまり展とはいかに
と感じなくもないですが…(笑)
常設の展示とは別に、300点以上の
びんてまりが展示されています。
このように、色とりどりでとてもきれい
です。
淡い色合いで、たくさん並ぶと
「宝石箱やぁ~」
状態です。
そしてメインがこのびんてまりタワーです!
これだけ並ぶと壮観の一言です。
ここから少し離れたところに
近江鉄道の愛知川駅があるのですが、
ここにもびんてまりにちなんだものが
あります。
見ての通り、ポストになっています。
この愛知川駅にはちょっとした物産館が
併設されていて、様々なものを買うことが
できます。
ですが少しのぞいてみたところ、びんてまりの
取り扱いはわずかでした。
なので、もしびんてまりがほしい
という方がいらっしゃったら、体験が
おすすめです。
「ふるさと体験塾」と題して、愛荘町の
魅力が体験できるイベントが来年1月に
開かれるそうです。
それと同時にびんてまりの制作体験が
できるそうです。
3日間ほどかかり、募集の開始が
11月からということですが、もし
興味を持った方がいらっしゃれば
問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
愛知川駅/物産館「るーぶる愛知川」
余談ですが、
玄関を入ると、ツリーが迎えてくれました。
よく見ると、小さなまりが
飾り付けられています。
このように細かな工夫を見つけると、
職員の方の心意気が伝わってくるようです。
びんてまりの館
滋賀県愛知郡愛荘町市1673
びんてまり展
12月7日~12月22日
10時~18時(最終日は15時まで)
実演:期間中の土日 11時~・14時~
ふるさと体験塾のお問い合わせ
愛知川観光協会(るーぶる愛知川)
0749-42-8444