毘沙門町のカフカ。
この春、ならまちの毘沙門町にオープンしたFranz KAFKAに行ってきた。
店は町家風の佇まいだが、中に入るとレトロモダンな内装で、
壁際の棚には店長の選んだ本と雑貨が並んでいる。
店名にもなっているカフカの本は文庫の一冊だけだ。
古今東西の様々なセレクトでカフカ的雰囲気を出している。
良いセンスだと思った。タイトルを眺めているだけで、愉しい。
書物は内容そのものよりも、並べ方なのだ。
さて、今回は1000円の「チキンライス」を頼んでみた。
鳥のダシが効いたご飯とその横に鶏肉が並んでいる。
シンプルだけど良い味だった。
地元の人がよく利用していることも、
単なる雰囲気だけの店ではないことの証だ。
毘沙門町のカフカは、ならまちの新たなランドマークとなるだろう。
[mappress mapid=”4″]photo: E-M5, 12mm, f2.0