マネー・ショートの感想文。

いやー面白かった。ならねこの常連さんなら絶対ゲラゲラ笑いながら観れると思う。リーマンショックの前夜の金融界の群像劇だ。前半の軽いノリが、終盤のシリアスさを際立てる。文句なしのオススメ作品。不満があるとすれば、邦題つけた日本人の脳みそか。

そう言えば、この物語の主人公、『アメリカン・サイコ』でも狂った金融屋で出てたなw 『マネー・ショート』では健全な狂気で登場です。

あとちょい役でブラッドピットも出てます。ってゆーか製作もやってますw 1999年の『ファイト・クラブ』で金融ビルを爆破した彼ですが(小説版は爆破されなかった。そしてこの映画の2年後にツインタワーが消えることになる)、『マネー・ショート』でも欺瞞に満ちた金融システムの虚をつこうとします。ちょっとした縁を感じますなw

内容に興味を持った人はこれ。原作者の近著では、現代の金融ネットワークシステムの「光」速化問題が取りざたされている。これもいつか映画化されるだろう。

まあ、金融の細かい話は脇に置いても、高学歴で教養もある人たちが、目前のシステムダウンを理解できないかったという点は、現在の日本社会を考えるにおいても示唆的だと思う。

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