iPhoneカメラと京急
初めまして、gooseです。
私はふらっと出かけることが好きで、出かけ先では必ず写真を撮ります。
今回は、その写真について書きます。
まずは冒頭の写真をご覧ください。歪んでいますね。本来車両の横の辺に対して垂直なはずの扉や窓の縦の辺を見るとそれがよくわかると思います。これは画像を加工したものでも何でもなく、iPhone5の純正カメラアプリで撮ったものです。
どうしてこうなるのかを調べてみると、ローリングシャッター現象という、大きさやコストの関係でCMOSセンサーというものを採用しているスマホカメラには起こりがちの現象のようです。本職のデジカメではこんな現象は起きないでしょうし、人によってはこんな写真はいやだというかもしれませんが、私はこの写真好きです。電車が前のめりになりながら一生懸命走っているように見えて、かわいらしく見えてきませんか?
ちなみにこの赤い電車は東京と神奈川を結ぶ京浜急行、通称京急です。関東の鉄道会社ですが、羽田空港へ向かう路線を持っている関係で、関西でもくりぃむしちゅーを起用したポスター広告を見かけることがあるのではないでしょうか。また何年か前にはくるりが「赤い電車」という名前で京急に関する曲を出していました。
そしてなぜわざわざ京急かというと、これが見たかったからです。
どうです?
稚拙な写真で恥ずかしい限りですが、電車も例のごとく一生懸命走っていますし、このアンバランスさにやられました。ここから振り返ると、後ろは国道15号線、第一京浜です。踏切の先は遍照院という真言宗のお寺で、これを初めて見たときは文明の利器、鉄道の前には寺院であっても肩身が狭い思いをさせられるのだな、と思っていました。しかし、調べた限りでは鉄道が先、お寺が後のようです。地元では踏切寺として名を知られているようで、京急の2014年カレンダーにもここで撮影された写真が採用されています。
一通り満喫した後、お寺にお参りもせず、せっせと撤収し、後で写真を見返しているとこのローリングシャッター現象なるものを知ったというわけです。
今は一口にカメラといってもたくさんの種類がありますが、手軽なスマホカメラで、スマホカメラにしか撮れない写真を撮るのも楽しいのではないでしょうか。
[mappress mapid=”45″]遍照院 神奈川県横浜市神奈川区子安通3-382
JR京浜東北線 新子安駅/京浜急行本線 京急新子安駅 徒歩5分
動画の世界では「こんにゃく現象」っていうんですよねえ。将来的には補正されるんでしょうけど、これはこれでリアルな視覚効果なんじゃないかっていう。。。ある視点部門候補ですw