モーニング。

 

最近、浮見堂のシカたちが「エサを持っている人間一般」から、他でもない「わたし、森町」として認識しはじめた。と同時に、私自身もシカ達の顔が見分けが付くようになった。こういうことはお互い様のようだ。

この一ヶ月の経緯としては、10歳以上の経験豊富な母親が私を信用し、その娘もつづいて近寄ってくきて、さらにその娘の子供達もためらいながらもそばにくるになった。なるほど、私はあるファミリーと交流していたわけだ。

過去の写真を見直してみると、若手の中ではこの娘がいつも私のそばにいたことに気付く。名前、なんていうんだろ(浮見堂のシカにはそれぞれ名前が付いている)。お前の顔、タイプです。
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毛並みの話。けづくろいしていないとき、毛は寝ています。実際に触れてみるとゴワゴワしていて、そんなに気持ちよくないんですよね。

下の写真のシカ、目がとろんとして、ぷくぅってふくれているでしょ。写真には写っていないですが、お母さんが背中をけづくろいしています。なんでそうなるのかと言えば、毛が立つので体に着いている虫が見つけやすくなる。まあ彼らは考えてそうしているというより、反射的にそうなるっぽい。
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今日、県庁前のシカで「けづくろい」を試みたけれど、そもそも触られること自体を嫌がりますね。しかせんべいをいっぱいやってもダメ。エサをくれる人間と信頼できる人間は別のようです。

これは興福寺前のシカたち。モーニングを食しています。自分で言うのもアレだけど、やっぱ朝の写真はさわやかでいいね。
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photo: E-M1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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