MOON ROOM 2。

 

1972年のアポロ計画終了以降、だれも月にいっていないのは、なんでだろー、なんでだろー。人類は本当に月に行ったのかしら。それは陰謀論でもなんでもなく、人間が行くためには技術的困難がいっぱいおっぱいだからです。

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2013年に中国が月面着陸しましたが、やはり無人機でした。それでも業界的には快挙だったんですね。ちなみに、中国月探査プロジェクト総設計者の呉偉仁は、こげなこと言ってるアルヨ。

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空気摩擦による減速が不可能
月には大気がないため、月面着陸と地球上の着陸の方法がまったく異なっている。月では、真空状態での軟着陸となる。嫦娥3号探査機システムの総設計者である孫沢洲氏は、「大気がないということは、空気摩擦を利用した減速ができないことを意味する。嫦娥3号を月面で安全に軟着陸させるためには、伝統的なロケットエンジンと推進システムでは不可能だ。月という大気のない天体の表面で軟着陸を実施する際に、伝統的なエンジンでは推進力を変化させられないからだ」と語った。

ほぼ全自動で着陸
15キロの高度から始まる「動力降下」の段階は、業界関係者によって「最もスリルあふれる段階」と称されている。嫦娥3号は完全に独力でコントロールを実施し、降下・着陸地点の確定、軟着陸など一連の重要な動作を完了しなければならず、人間が干渉できる可能性はほぼゼロだ。嫦娥3号探査機システム副総指揮の譚梅氏は、「この段階でのコントロールは間に合わず、事前にプログラミングしておくしかない」と述べた。

嫦娥3号が間もなく月面着陸、5つの課題に直面 (2)–人民網日本語版–人民日報.

 

・・・だそうです。最近のエリート中国人はエスプリが利いていますね。アメリカの公式記録によれば、1969年のアポロ11号の着陸は、宇宙飛行士の操縦で行われたからです。以下はWikiより。

乗用車ほどもある岩がいくつも転がっていて、その中に降りれば着陸船が転倒してしまうことは明らかであった。アームストロングは操縦を半手動に切り替え(一般的には全手動に切り替えたと思われているが、事実ではない)、傍らでオルドリンが高度と速度を読み上げ続けた。

「半手動」の内容がよくわかりませんが、いずれにせよ、一番重要な局面は月面で神風が吹いたようです(笑)。 ちなみに火星には大気があるので、パラシュートなどが使えます。他方、そういう「クッション」がない月では、ロケットエンジンだけでスピードとバランスを同時に制御しないといけない。

火星よりも月の着陸の方が難しいことはあまり知られていません。しかも、有人での着陸では、できるだけふわっと降りないとダメですね。パイロットが生きていても、ショックで離脱用の計器が壊れてしまうとアウトですし。はてさて、当時の技術でそんなことができたんでしょうか? この辺りの物理法則に関しては次回。

これをもって、だからこそ当時のアポロ計画はすごいのだと思うのか、それともなんかミステリアスだと思うのかは、あなたの自由なりけることアルヨ。

 

 

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