ソシャゲは終わる?

 

2014年はまさに「貨幣」の年だったと思う。

円暴落やビットコイン破綻は、
価値自体についていろいろと考えさせられた。
ただ、そういう話は至る所で議論されているので、
ここで改めて言及することはしない。

ここで注目すべきは、地味だが極めて大きな変化だ。
アマゾンやアップルなどのウェブマネー換金が、
コンビニ決済で可能なった。

これにより、クレジットカードを持たない子供や、
セキュリティを問題視する社会人の双方にとって、
ウェブ決済はかなり容易になった。
皮肉にも、リアル店舗であるコンビニのおかげで、
eコマースの間口が広がったのである。

コンビニでポイントカードを円で購入し、
そこに記された暗号をスマフォのカメラで読み取り、
1,2秒でウェブマネーへの変換が完了する。

この決済環境は単なる利便性を超えて、
ソシャゲの在り方にまで影響を及ぼすのではないか。

これまで、無料アプリが人気だったのは、
単に無料だからという理由だけでなく、
そもそも有料アプリがクレジットを経由するという点で
決済上のリスクが払拭できなかったからである。

けれども、指紋認証やコンビニ決済の普及により、
これが解消されつつある現在、
価値のあるアプリは事前に支払っても良い、
というインセンティブが優勢になるのではないか。

そうなると反対に、
タダで配って後から色々と課金させるソシャゲや
無料の代わりに広告まみれのアプリなどは、
疑問視されたり胡散臭いものと見なされるだろう。
結果、現在主流の課金システムは見直しを迫られるだろう。

音楽のように、前払いで後腐れのない課金システムこそ、
アップルが確立したビジネス・モデルの原点であり、
ゲームやアプリもそこに立ち返る時がきているようだ。

追記
にしてもamazonのポイントカードは分かりにくいなー。
ギフト券という呼び名もおかしいでしょうよ・・・

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