後藤久典さんの憂鬱。
経産省のキャリア官僚が更迭。
ミサイル配備計画の暴露はマズかったね。
あれは、アメリカ激おこだろな。
そんな彼もまた、一キャリア官僚として、
日本の行く末には希望がもてなかったようだ。
以下、彼のブログより引用。
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75歳以上の死にぞこないの人口が
15歳未満の未来の日本を背負う子供たちの人口を
追い越して、
確実に人口が減り続ける国で
地域の活性化だの経済再生などと
中期的な視点では絶望的なのは火を見るより明らかななかで
株がちょいとあがったからといって目先の辛さを
ごまかしていることにしかならない
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まあ、人が減って、村ごと消えていくことは不可避だけど、
すべてがそうなるわけじゃないしなあ。
むしろ今よりも豊かになるイナカもあるんじゃないの?
将来、技術革新がすすんで、自家発電、浄水、遠隔医療が整えば、
都市のメリットはそれほどではない。
限界集落も、未来ではけっこう快適かもよ。
じーさん、ばーさんも、そんな中でハッピーにやっていけるんじゃないかなー。
あとね、氏のブログでの破滅的な言動は、
もう東京での暮らしを辞めたいがそれができないというジレンマに由来していないか?
経産省キャリアの脳みそならわかていたはず。東京も放射能的にやばい、と。
それこそ「中期的な視点」で自身の家族の行く末は大丈夫なのか、と。
さらに、日本の政治なんてダッチロール状態で
墜落する前にはやく脱出したほうがいい、と。
でも、今辞めるととりあえず幸せそうな日常失うし、
結局3年後の「あましたり」以外能がない自分の虚しさ。
誇り高き経産省キャリアだったはずが、
いまや原発A級戦犯部署の一員であることの後ろめたさ。
そんなやるせなさをブログで自虐的に語ることで気を紛らわしていたのだろうか。
同時に脇の甘さは、とどめを刺してくれ、
といわんばかりの刹那主義に満ちていたと思う。