良音論@MDR-MA900。
私の友人の話なんですが、群馬の草津温泉で夕飯を食べているとき、ご飯をぽろぽろ落としちゃうんですよ。それも何度も。翌朝、服を着ようとしてボタンをしめようとするんだが、これがうまくできない。ああ、なんかおかしいな、なんかおかしいぞと思いながらふらふら関西に帰ってきて、念のために病院へいったら脳梗塞でそのまま入院だったようです。医者曰く。「草津温泉から、よくもったな」。脳の血管は破裂寸伝だったようです。
まあ、あいつとはいろいろあったけれど、見舞いにでも行ってやるか。そんな話を電話で話せるくらいだし、意識はちゃんとしているんだろう。最近は入院してもタブレットとかあるから、退屈はしないだろうけど、ああいうタブレットのスピーカーって、音質がしょぼいじゃないですか。ということで、良いヘッドホンでも持って行ってやるかな。
でも、いい音を出すヘッドホンって何時間も着けていると耳が痛くなると思うんですね。密閉感がキツすぎるんですよ。そこそこいい音で長時間着けていても疲れない、入院患者向けヘッドホンとして、私はソニーの隠れた名器MDR-MA900に注目しました。冒頭の写真は現物です。あのう、新品のまま持って行って、もし不良品だったら、友人はショックで脳の血管が破裂してしまうかもしれないので、今日だけ私がコレを検品しています(^^;)
ふむふむ、値段の割にいい音ですねえ。いや1万5千円もしますけど。英語のヒアリング学習にもいいかもです。あああ、自分用にも欲しい! ヘッドホンって、店で試聴できても、瞬間いい音だと思っても装着感も含めてホントに聞き疲れしないかまではチェックはできないんですよねえ。本来はそういうトータルなところで「良い音」は評価されるべきだと思います。この商品が埋もれてしまうのも、そういう背景があるんでしょうなあ。