結局ヒットするのはこういう商品なんだ@AT-PHA50BT。
確かにアップルは、このインターネット時代において、最高のユーザビリティとデザインを兼ね備えたオーディオプレーヤーで成功を収めた。しかし、アップルに弱点がないわけはない。所詮アップルは「パッケージング屋」でしかなく、電子回路設計のノウハウは脆弱だ。また、アナログ回路などはローテクすぎて世界市場を視野に納めた大量生産品にはそぐわない。
しかし、このアナログ回路こそ、オーディオにとって要の部品である。いかなるデジタル音源も、耳に届くまでに必ずアナログへと変換される。そして、このアナログ回路の質が音を決定的に左右する。一連のアップル製品の弱点は、ヘッドホンアンプがチープで、仮に高級ヘッドホンやイヤホンを買ってもそのパフォーマンスを十分に発揮できない点なのだ。
そこで、最近「ポタアン」(ポータブル・アンプ)と呼ばれるアップル本体のイヤホン端子を迂回したデジアナ変換回路が日本のオーディオ・メーカー各社からこぞって発売されている。それはアナログに強い日本メーカーの独壇場と言っても良い。調子に乗ったソニーは「ハイレゾ」に特化したポタアンまで発売しているが、さすがにそれは行き過ぎな気もする。少なくとも私には、そんな繊細な音を聞く外部環境をイメージできないからだ。
そもそも「ポタアン女子」なんて絶対に生まれない。いや男子が電車でしていても、テ、テロリスト!?ってなるんですよw 結局それだけでは単にニッチな商品でしかなく、社会現象になるような代物ではないと思う。
時限爆弾・・・ではありません。
http://call-t.blog.so-net.ne.jp/2013-10-20
ハイレゾによる音質向上よりも、アンプ周りの回路設計の方が分かりやすいんじゃないかなあ。たぶん。そこでオーディオ・テクニカのBluetooth対応ヘッドフォンアンプ「AT-PHA50BT」。11月14日発売。12000円くらい。これは発売日に買うね。
高品質ではないけれどとりあえずワイヤレスでアンプまで飛ばし、そこから良質なアンプで聞くことで一定の音質向上を図ることができる。そして、なによりもiPhone6や6Plusがでっかくなってポケットに入らなくなった今、コードのワイヤレス化は必需品だと思う。音もそこそこ良くなり、実用性も向上して、そしてファッション性もある。
コレ、男女を巻き込んで、じわじわヒットするんじゃないかな? なんかステマみたいな記事だけれど・・・ポタアンの本命は意外とこういう商品だな!と思った次第。