『商店街はなぜ滅びるのか』は、なぜつまらないのか。

 

なんなんだろーなー、残念な本っつーのがあって、それがこの本なわけです。著者の主張に異を唱えるわけではないんだ。そもそも著者に主張らしきものがないんだわ。本書はそのタイトルとは無関係に、いきなり「商店街」の言葉遣いの歴史からはじまる。で、その結論として、商店街という概念は伝統的なものではく、近代以降、人工的に作り上げられたものなのだっ!・・・ってw それ、みんな知ってると思うねんw  なんかてきとーにサーベイして、後付けで重大な社会学的インプリケーション(笑)を強引に付け加えてた感まるだしでしょ。おい商業なめんなよ。
 

そんでもって、中盤以降は学部レベルの商業史が唐突に展開されて、最後のオチはやっぱ商店街は経済行為を越えた社会的うんぬん・・・、うわああーもーお腹いっぱいです。素人の卒論かよ。結局、何がいいたいのかわんないし、タイトルと中身がフィットしていない。アマゾンでもボロクソにかかれているけれど、それでもまだ肯定的で「論としては優秀だが、実践としては・・・」的な批評が多い。いやいや、私に言わせれば、そもそも論文としてクソなんだが。

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