いそびすたとすぺーすしんたっくす@とある家の居間。
コリン・エラードの著書『イマココ』で、居心地の良い場所ってどこだ?みたいな話がでてくる。新しい椅子がある書斎、古い椅子がある居間、どっちが居心地が良いか? 見て分かるとおり古い椅子がある居間が視野面積が広いのでくつろげる。この視野のことをイソビスタと呼ぶ。そういう感覚的な話をマルチエージェント・シミュレーション上でモデリングしてみた。こうすれば、視野面積をちゃんと計量化できるし、エージェントは空間内を動き回れ、そのつど視野と死角が変化していく。
ところで、この居間は単に視野面積が広いから居心地が良いのだろうか? それだけでない。このイソビスタからより抽象化された部屋と部屋のつながりにおいて、居間は2つのノードと結びついていることになる。そういうイソビスタという空間系の話とスペース・シンタックスみたいなネットワーク系が絡み合ったモデルにしていこうと思っている。た、たぶん。