菊池亜希子の奈良@マッシュ vol. 5

 

男前で、スタイルが良くて、高学歴リケジョで、美的センスもいい女がいたとする。そんなパーフェクトな人から見える世界は、ほんとつまらなくて退屈なものでしかないだろう。

『マッシュ』という雑誌は、菊池さんの世界への絶望の代償行為としてある。それは、小保方的権力志向とは対極の、凡庸な人間として生まれたかった超越者の、孤独を憂うポエムなのだ。

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そんなマッシュの最新号に、奈良がちょっとだけ特集されてます。鹿も大仏もでてこない、こぢんまりした風景や日常に焦点を当てた彼女の切り口は、奈良という街が、どこか異国情緒をかもし、またなつかしくもある、時のまどろみの中にあることを教えてくれる。たぶん、取材先の奈良の中年連中が菊池亜希子を知っていたとは思えない。彼女を東京からきた記者さんとして、あるいは旅人一般として、カジュアルにもてなした奈良は、彼女にとっても新鮮で、そしてなつかしい、もう一つの故郷として映ったのではないか。

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ちなみに冒頭でディスった小保方さんは、入る学部を間違えたと思う。彼女は、もし商店街研究なんかのフィールドワーカーをやってたら成功したんじゃないかなあ。むさ苦しい大学院生や上から目線の大学教授みたいな、けむたい連中では入手不可能な、もっとホンネの証言をとれたと思う。社交性を駆使する方向を間違えた。グラフィックにしても、DNA画像のウォーホルじゃなくて、躍動感のある街の写真を撮れたと思うんだが。。。。

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