STAP THE COPY!
STAP細胞の話なんですが、僕、全然関心ないです。まあ、理研の研究者の内部告発者の書き込みを見る限り、グレーというより、真っ黒なんだなあ。コピペ云々のレベルではなくて、実験レベルで意図的な詐称の形跡ありなんだと。
http://slashdot.jp/index2.pl?fhfilter=stap
一言で言うと、STAP細胞なるものは実はES細胞で、STAP細胞というもの自体が存在しないらしい。アラン・ソーカルもびつくりな事件です。「ソーカル事件」とは、理系の学者が、人文系の学術誌にわざとムチャクチャな論文を投稿して査読を通した後で「実はあれパロディなんだよね、てへ」と自ら告白して、ポストモダンとか言ってる文系の学問的権威の胡散臭さを世に知らしめた事件です。
対して「オボコ事件」は、科学界のド本流『ネイチャー』で、「ま、所詮、科学なんてこんなもんすよ」っていうことを白日の下にさらけだしたんだから、皮肉ですが、ソーカルと双璧をなすダーク・ヒロインとして科学史に名を残すかも知れません。たぶん、あの論文、わざと再現できないような書き方をしたのだろう。STAP細胞が実在しないとなれば、再現のしようがないわけで、これを隠蔽するために詳細を書かなかった。ってゆうか書けなかった。
話飛ぶけどさ、理系一般の論文の傾向で気になるのは、シミュレーションしたときのプログラミング・コードは非公開だという点。あくまでも数値結果が大事だとさ。でも、もしコードにバグがあったら? 論文の付録にプログラミング・コードも公開してくれないと追試のしようがない。こんな紙面の制約の無いインターネットな時代でも非公開。うーん。この辺りからして、理系もイマイチ科学性が乏しい学問なんだな、と前から思っていたよ。
ここまで書いて尚、僕はこんな事件に関心が無い。誰も死んでいないから。こんなことは、その界隈でドタバタやっていればいい。そんなことよりも、子宮癌ワクチンは実害がでているじゃないか。官僚や製薬会社のしらじらしい態度に苛つくんだけどな。え? 早稲田の博士論文がコピペだらけだって? 知るかそんなこと。そんなことよりも、なんで日本のバカ高校教師は、分数の割り算もできないような奴を卒業認定しているんだろう。そっちの方が社会的コストが高いし、高校教師の職務として大問題じゃないか。
これ十分に偽装だよ。公金つかって組織ぐるみで偽装してる。そんなの、イタリアだったら小学校で普通に留年です。「日本人は勤勉」って、それ神話だからw 基礎学力があるから中卒や高卒でも商売人や職人としてやっていける。それがイタリア社会全体の秩序にもなっている。対して日本は、肩書きだけが上滑りして、実態が伴わない歪さに満ちているんじゃないかなー。この辺り、morimachiのネトウヨ批判に通じてくるものがあると思います。