ポスト・パワーポイント。

はっとするような閃きは、意外にも簡単に忘れてしまうものだ。そういうアイデアは、普段の能力を超えた瞬発力に支えられているので、自分自身がその考えに拒絶反応を示してしまう。だから記憶にとどまらない。

であるからして、思いついたこの瞬間に備忘録をとらなくちゃ。そのアイデアは、会社でも大学でも大活躍のパワーポイントに関係する。

 

パワポはそろそろ社会的に抹殺してもよい頃だと思う。アメリカのCIAもパワポ禁止令がでてるそうなw パワポは人間の直感的理解に訴えているようで、そうではないと思う。独断だが、何十スライドも作る発表者は、カジュアルに話しても頭が悪い人が多い。

パワポの弱点は、スライド間の関係性が不明瞭になりがちな点にある。スライド枚数が増えれば増えるほど、情報の並列・階層関係が理解しにくくなる。シーケンシャルなデジタル紙芝居の流れと論理階層の表現は必ずしもマッチしない。スライド全体を体系的に俯瞰できないのも問題だ。

これに代替するものとして、アウトライナーの延長線上にあるプレゼンツールがあってもいいハズなのだが、まだ存在しない。 また、アウトライナーだけでは論理的すぎるかもしれない。ポストイットを自由に並べ替えていく、その概念の組み合わせプロセス自体を内容とするようなマインドマップ的プレゼンが有効なケースもあるだろう。

いづれにせよポスト・パワーポイントは、派手なエフェクト処理などではなく、スライド間のつながりをいかにシンプルに見せるかという点にこだわるべきなのだ!

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