タテとヨコの世界。
忙しかったり、雨が降ったりでこの数日、奈良公園に行っていない。と、いうことで、数回にわたるデザイン与太話でブログの間を持たそうかな、と思っている今日この頃。
唐突だが、世界は「タテ」と「ヨコ」の二つの文化の混成態なのだ!
JR大阪駅はもちろん近鉄奈良駅でさえ広告が液晶ディスプレイである昨今、柱の広告はタテ表示である。タテの動画って、新鮮だよね。写真だけでなく業務用動画もタテの需要が今後あるということだ。デジイチの縦位置グリップって動画でも必要になってくるかもよ?
ビデオゲームの世界ではどうか。インベーダーやドンキーコングに象徴されるように、かつてビデオゲームはタテの世界だった。
しかし、ファミコン以降、それが家庭用テレビにあわせるようにお馴染みのヨコの世界となった(例えばスーパーマリオ)。しかしスマホの普及によってゲームは再びタテの世界が復権しつつある。
ビジネス分野ではどうか。ペーパーによる公式文書はタテの世界だ。しかし、タテの書類を作成するためのディスプレイはヨコであるという矛盾がここにある。そういえば、昔こんなマックもあったなあ。
パワポはヨコ文化なのでPC上での編集では違和感がないが、それをタテの印刷文化に落とし込もうとするや否や破綻する。各スライド間の流れやつながりが直感的でないのだ。
iPadが地味に革命的なのは、このタテとヨコの両方の世界を手中におさめてる点だと思う。でも、iPadって、死ぬほど持ちにくくない?