モリマチさん、森の中で園児に襲撃されるの巻。
機動力重視でマイクロフォーサーズやソニーEマウントを使ってきたけれど、最近は威圧感バリバリのくっそデカい機材が欲しくて仕方がない。もしそれでレンズを向けられたら、確実に魂ぬかれちゃうバズーカ並がいい。その理由は「いまマジで動画撮ってますから!」とアピりたいからに他ならない。近づくんぢゃねーよ、と。ミラーレスだと、ただの写真撮影だと思われる。だから、音的にかなり邪魔されてしまうことが多い。もちろん相手に悪気はないんだけどねえ。
静寂の春日の杜。寒さに震えながら小一時間、木漏れ日を待つ。持参したMacBookでヒマをつぶそうにも寒すぎてPCが起動しない。そこに木漏れ日のなかシカが現れ、さらに粉雪がちらり。きたっ!とA7S2の録画ボタンを押した刹那、近所の園児達がウキキー!とおしよせる。「せんせい、あのひと、しゃしんとったはるー」「なーなにしてんのー?」。またたくまに、そこは園児の天然アスレチックワールドと化す。
せめてあと5分くるのが遅かったら傑作カットが撮れたのになー。失意のなか、別のロケを探す。禰宜の道は入山禁止なので、私も園児もルール違反だが、私は善良なる偽善者なので、ゴミ拾いをしながら、ずけずけと道を逸れ茂みの奥へ進んでいく。メジロがピィピィなく原始林に囲まれ、シカの鳴き声を模した私オリジナルの口笛をふいてみる。4回目で茂みの中から一頭のシカがそろりと顔を出す。その後ろにも数頭いるようだ。よく見ればさっきのシカ達だ。お、学習してきたじゃん。今日の成果はこれでいいだろう。
帰りは、中の禰宜道入口手前にある「はなや」でそばを食す。うん、めっちゃソバです。90%くらい。
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