夢の溶解が重力を生む。
奈良のブログなんだけど、任天堂の話していいですかね。
去年の6月のGO配信以降、任天堂の株価は平均1.5倍以上の価格だったわけです。
この跳ね上がりの要因はファンダメンタル的なものではなくて、
もっと抽象的な、
そう任天堂へのワクワクドキドキ感!だったと思うんです。
ついに任天堂がスマホに参入するんだ!
あの遊びの天才がどんな新しいゲームを創るんだろう!!
っていうまだ見ぬ未来への期待感が株価に織り込まれていた。
そして現在。この半年の任天堂のスマホゲームを振り返ってみると、
正直その期待感は裏切られたと思うんですよねえ。
配信されたゲームの「ゲーム性そのもの」には新規性・独創性はなかった。
ポケモンGO(イングレス)
スーパーマリオラン(チャリ走)
ファイアーエムブレムH(ガチャ課金)
蓋を開ければ、既存ジャンルに任天堂のキャラクターを貼り付けただけだった。
私が望んだスマホゲームはコレジャナイ!
任天堂のスマホゲームへの態度は決算短信にも現れている。
数値ではなくてカテゴリー区分に注目。
つまるところ、任天堂にとってスマホゲームは、ロイヤリティービジネスの一環でしかない。
いやー、そーじゃねーだろ。
任天堂のIPが人気なのは、確かなゲーム性の裏付けがあってのもの・・・だったハズ。
任天堂は最初からそのつもりだったのかもしれないが、
そこには明らかに世間の期待とのギャップがある。
来期の「どうぶつの森」もスゴロクか農園系かもよ?
もちろん、夢が織り込まれた株価も、現実的なものに戻るんじゃないかな。
事実、任天堂自身の予想経常利益も下方修正され前年と変わらないみたいだし。
まあ、スイッチの期待を残して春は20000前後とみている。