ビデオグラファー目線のPENTAX K1。
写真で見るとおぼこいデザインだけど、実物を見て触ってみるとイイ感じです。重量バランスとかダイヤルのクリック感もちゃんと計算されてる。あと露出制御を、Fナンバーとシャッタースピードだけでなく、ISOからもダイレクトに変更できるのが良い。これ、ビデオ目線でとても重要な点なのです。
というのも、ムービーはシャッタースピードは基本1/30や1/60に固定するのが定石で(シャッタースピードが速すぎると動きがパラパラしてしまう)、Fナンバーによって露出をコントロールするものです。さらに、一眼動画の存在意義はもっぱら背景ボケにあるわけで、Fナンバーも触りたくなかったりします(Fナンバーを上げて絞るとコンデジやiPhoneのようなパンフォーカスになるが、そういう絵で良いなら一眼レフで撮る意味がない)。かくしてビデオグラファーの露出制御の実態は、ISOやバリアブルNDフィルターでコントロールすることが多いと思われる。
で、京都ヨドバシのPENTAXおじさんぼそっと曰く「いまキャンセル出て一台あります、奇跡です」。いやああああああああ、なにその悪魔のささやきいいいいぃぃぃ。でもね、その肝心のISO、ムービーだと上限は12800なんだよな。スチルだと20万あるのにーアホかー。絞りがガタガタうっさいぞ。レンズがタムロンのOEMやないかボケ・・・などと悪霊退散の呪文をとなえながらPENTAXコーナーを後にする露出陰陽師モリマチであった。
ぎゃああああああ、おまん、なにしとんねーん!