如是我聞2016。

 

雑誌コーナーで『Pen』を読んでみる。なぜか世界遺産特集だった。もうネタがないんだろうなあ、そろそろ休刊かなあ。なんて思ったり。庶民は貧乏になりすぎて、いまや一点豪華主義にすら走れない。だから、物欲ロマン主義系雑誌は、編集方針の転換を余儀なくされている模様。しかしそーゆーのは『一個人』や『サライ』とかぶるんですよねえ。南無。

世界遺産だか聖地巡礼だか知らないけれど、そんなもんより自身の生活圏についてもっと関心をむけるべきじゃないかな。全然興味ないでしょ。清水寺で団子たべたいでしょ。

例えば、いままで綺麗だった川の水が汚れてきたとする。農耕社会なら、それは自分たちの作物への影響を危惧して、街の誰もがその原因を探ろうとするだろう。だが、現代のサラリーマン化=脱空間化した社会では、生活世界の諸問題は他人事となってしまう。ダレカ、ガ、カンガエレバ、イインジャナイ?

 

私たちは没場所性という、クールな無間地獄を営んでいる。

高浜が再稼働するらしい。他人事のような報道、否、報告か。原発屋に舵を切った東芝が破綻した主要因は、他でも無い3.11だ。東電の社員たちがのうのうとボーナスをもらうなか、東芝は首切りまくったあげく会社自体が消えて無くなろうとしている。シャープがこけた背景も、経産省が太陽光発電のサポートを打ち切ったからだ。自然エネルギーの台頭は、原発の存在意義を危うくさせてしまうからだ。この国ってさあ、官僚が率先して売国やるんだもん、そりゃあ、スパイなんかいらなよねw

高浜がイッちゃったときのシミュレーション、改めて挙げときます。川の流れは、そのまま大気の流れでもある。ちなみに私、シュピーゲルとスイス気象庁の放射能プルーム・シミュレーション結果を1年間もウォッチしてました。その上で言いますね。放射能は高浜から琵琶湖を経由して京都・滋賀・大阪・奈良・和歌山を確実に覆います。

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