ヒトと自然の公共圏@浮見堂。

 

あー、やっぱ奈良公園は昨日に行くべきだったー。今朝はくもり、どよんとしてます。で、この人(母シカ)は、とても気性が荒くて、興奮すると私の腕をまるごと噛むんだけど、その反面、誰よりも毛づくろい好きで私がやっても従順にじっとしてます。

んん、クチが半開きだぞ。
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現在、奈良公園の地面にはどんぐりが一面にころがっていますが、今月中に全部なくなります。いきなりどんぐりを食べ始めるんですね。はて。落ちて一定期間経つと、急に美味しくなるんだろうか?
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どんぐりがなくなると、シカ達は春まで食べるものがなくなります。寒くてひもじい時期が続きます。しかも、浮見堂の貴重な芝までもが夜間にイノシシに荒らされています。この惨状は今年が初めてらしい。おそらく奈良市も周辺の開発が進んで、イノシシも食べるものがなくなったのかも。
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ちなみにamazonでシカの本を探すと高槻成紀のそれを筆頭に、シカは森を侵す悪者として描かれている。それはおかしなことだ。純粋な生態学があるとして、最も森に害悪な存在は人間だ。そもそも一介の動物学者が、社会全般のシステムに安易に言及してしまうことに私は違和感を感じる。
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事実、奈良公園のシカにとって、迷惑なのはイノシシだけではない。一部のおかしな人間がシカを追い詰めている。ここ浮見堂の暗黙のルールでは、野菜などをやるのは常識の範囲内でOKなのだけど、これに乗じて、腐った残飯をプリウスで乗り付けて捨てに来るバカ主婦(シカにエサをやるフリをした不法投棄)や深夜にダンボールごと空き缶やあらゆるゴミをすてるクソじじいがいる(どちらもナンバープレートはおさえた)。
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ちなみに最近できたこの立て看板は、奈良公園事務所が設置したものだが、実は組織を動かしたのは他でも無いこの私である。さーて、この段取りを経て、先のアホどもを「狩る」という算段だ。

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