ああああ無情すぎて無常。
JR奈良駅付近の、とあるラーメン屋で、
お昼をたべていたときのことです。
食べ終わった時点で「昼の部」閉店30分前の14時。
客はだれも並んでいない。
ってゆーか、席も全体の半分くらいは空いている。
そこで私はさっき買った新書の目次に目を通していたのです。
わざわざ、そういう時間帯をねらって行ったのです。
読書時間は10分以内でした。
そしたら店員さんがやってきて、真顔で
「あのう長居はちょっとこまります」
と宣うんですね。
私はびっくりして周りを見渡したんですが、
やっぱり誰も並んでいないし、席も半分くらい空いている。
あらためて店員さんの顔をみるけど相手は真顔。
しかも、私、この店の常連なんですけど。
とりあえず「すいませんねえ」的な会釈をして店をでる。
なんか今日は特別な日なのかなーと思ったけど
そうでもなさそう。
そして玄関で背中越しに、
「マタ ヨロシクオネガイシマスー」
と機械的なかけ声を投げられる。
カタカナで書いているけど店員は日本人です。
正直、ぞっとしました。
無情なラーメン屋に、ああ、めっちゃ無常です。
なんでガラガラの店内で新書を数分読んだだけで
「空気の読めない客」扱いされにゃーあかんのだ。
さすがに「マタ」は、もう無い。
さようなら○○○。
ぜんぜん空いているのに、客をわざわざ真横に詰めていく
あの接客スタイルにも以前から違和感があったんだよなー。
店名を出さないのは、
ラーメンはたしかに美味しかったからです。