炎上広告論@田中ビーフ。

 

なんかブレンディのWeb広告が炎上してると聞いて、いまさらながらちょいと見たのだが、いやあ、予想以上に酷いw

これの国際的炎上の経緯はSPAに詳しい。
1年前に公開されたブレンディのCMがなぜ今、大炎上しているのか?

冷静な?分析もある。前半の考察はよくまとまっていると思う。
炎上したブレンディのCMを冷静に分析する

個人的に最大の炎上ポイントは、じじいが少女に向かって「濃い牛乳をだしつづけるんだよ」とたわくセクハラ発言の箇所ではない。この女性蔑視的なプロットよりも実は「田中ビーフ」のくだりの方がアブないんじゃないかと思った次第。

このCMは、人間社会における高校卒業式をパロディ化したものです。そうであるがゆえに、CM視聴者は屠殺を意味する「田中ビーフ」が人間社会でいうところの何に対応しているのか?を考えざる得なくなるのだ。

名称未設定

死を意味する「田中ビーフ」は、戦地に赴く自衛隊員のことだろうか? それとも放射能まみれのフクシマF1作業員のことなのだろうか? 重たい現実を前にしてCMの持つユーモアは失速していく。

もうひとつ。役者たちの鼻輪はいらなかったね。子供の人権(国際水準)という観点からすでにアウトだし、或いは未開部族では実際に鼻輪とかしてる人達もいるわけです。制作者側の意図とは裏腹に、このCMはまるで「鼻輪の部族は人間ではない」と言わんばかりだ。民族問題(国際水準)的にヤバいわけです。日本しか想定していなかったとしてもWeb広告に国境は無いです。

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また鼻輪は、日本人目線から見ても、ストーリー展開においても疑問が残る。結局、勝ち組とされる主人公ですら、恐らく鼻輪はとれないことを予感させる点だ。このCMの世界観では、牛であれ人間であれ、勝ち組も管理された家畜の域を出ない。ラストのハッピーエンド?とは裏腹に、かつてのピクミンのCMのような悲壮感が漂うのですw

さて、ご丁寧に英訳されたYoutubeにより、ブレンディは不気味なブランドとして国際的に知られることになりました。あな、おそろしや。

やっぱりコレ作ったのも電通なのかしら? Web広告時代というのは、もはや日本の大手広告代理店が「ド田舎の三流企業でしかない」ということなんですよ。

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