佐野研二郎のフォント。
今後、もっとデザインの話を入れていこうかな、と。いま、日本って急速にカッコイイが失われていると思う。有名デザイナーだろうが売れてようが、ダメなもんはダメなんだよ。
ちょっとネガティブだけど、カッコイイ再生のためには、アホなデザインたちをちゃんと指摘してアーカイブ化しておく必要があるな、と。クソ映画を決める祭典に「ラズベリー賞」ってあるじゃないですか。グッドデザイン賞だけでなくラズベリーデザイン賞も設けられるべきだなー。そもそも「みうらじゅん賞」もシニカルで毒気のある賞だったと思うんだけど、うれしそーに経歴に挙げているデザイナーがいたっけにゃあ。
そこで今回、記念すべき「第一回 ならねこラズベリー・デザイン大賞」は、佐野研二郎の「オリンピックのオリジナルフォント」です。彼の才能が疑われたのはサントリーの盗盗バッグというよりは、会見で示されたあのフォントではなかったか? なんで周りのヤツらはこれの公表を止めなかったんだよww
あのパクリデザインが、仮にA〜Z・0〜9までのフォントだったとしても、肝心の”T”になぜ右下のパーツがいるのか、という疑問への答えになっていない。
また、フォント全体として見ても、日の丸●が入っているアルファベットと入っていないものの差にデザイン的必然性が感じられない。
さらに、“C”と”G”、”P”と”R”といった類似したアルファベットが全然異なるデザインフォーマットで構成されているのは、フォントデザインの在り方として滅茶苦茶である。
あの会見のサノケン・フォントを見て「この人、ひょっとして、バカ?」と思った人は多いと思う。
08.29追記
フォントにも原案があったんだねw 旧バージョンの方がまだアルファベットに見える。
否、むしろ、こっちの方を最近つくってない?
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