続・狂い。

 

で、「2001」のHALの狂いはなかなか神秘的なわけだけど、「エイリアン」という映画はいろんな意味で「2001」と対照的です。たとえば宇宙船のコックピットは汚い(これは「スターウォーズ」のミレニアム・ファルコンもそうだ)。乗組員は科学者でなく労働者階級で黒人もいる。

で、船の基幹コンピュータ「マザー」は、人間を騙しても狂わない。あくまでも権力者サイドの人間のツールでしかない。アンドロイドもそう。人工知能なんてものに神秘なんかない。主人公を騙しても罪悪感なんか感じない。

そんでもって、未知のエイリアンは人間を導くのではなく、はらわた食い破って、こんにちは。

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