プログラミング言語と発音 3

 

『括弧の意味論』とかいう本を手にとって、なんか違うナーってことで買わなかった。そのわけを話そう。この本、LISPにまで言及しながらも、LISP知ってる人からすると微妙な解説で、全般にそれがどうした的なオチが多いのだ。確かにLiSPみたいな括弧が多用される言語は視覚的にも読みにくいし、そもそもどう発音してよいのか分からん。括弧と自然言語は相性が悪いのだ。本書ではそのことをもっと突き詰めるべきだったと思う。さて、前回が日本人特有の問題だったのに対して、この「括弧問題」は人間一般にとって普遍的な問題である。

今回はとりあえず、いろんな括弧の発音を復習しておこう。意外とちゃんと知らないんだな。だからコードがきちんと読めなくなる。以下の括弧たちは、Objective-Cに必須の記号だ。

( ) parenthesis パレンセス
{ } brace ブレイス
[ ] bracket ブラケット
< > angle アングル

日本語では「かっこ・・・・・・かっことじ」なんていうんだけど、左側をopening、右側をclosingの形容詞をつけて発音します。例えば、 (void) は、「オープニングパレンシス、ボイド、クロージングパレンシス」と発音します。いや、「まるかっこ、ボイド、まるかっことじ」なんてダサイじゃないですか。括弧も英語で発音したい。
・・・と解説しておいて、自分の嘘つき!と思ってしまうのでした。私はそんな読み方しない。少なくとも、それは私の脳内言語においてすげえ違和感があるのです。この続きはまた次回。

 

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