VAIO Zのこと。
プレゼンとかするとき、パワーポイント上のスライドにペンで書き込みながら発表したいな、と思うことが多々ある。基本的な情報やキーワードを作成しておいて、そのキーワード間の関連や詳細をペンで書きたいからだ。そういうのは動的に見せた方が相手にも伝わりやすい。
そういう意味では、昨日発表された”VAIO Z”は薄くてペン入力ができて、何かと便利そう。でも、SONYから切り離された株式会社VAIOは、さらにマーケティングがなくなったような。あの商品の内容を見るに、あの会社には本当に技術者しかいないんだろう。個々のデバイスの精度がすごいのに、全体としてぱっとしない。
この手の商品の場合、「ペンを使う」と「キーボードを使う」は共存できない。PC画面から目を離し、机の入力用のペンを探したりするわけだ。それは道具として洗練されていないのではないか。実際、パソコン使うときに「ペンに持ち替える」って実は不便なんだよね。追求すべきだったのは、指先だけで繊細なグラフィックや文字が書けるインターフェイスの開発だったと思う。
そもそも、昨日のVAIO Zのプレゼン時にペン入力を使用しなかったのを見て、この人達は自分達が何を売っているのかを理解していないな、と思った次第。