fragments of the world.
私は二週間でモンストに飽きてしまった。
このゲーム、日本史・世界史を問わず歴史上の人物がキャラクター化されて登場するわけだが、あまりにデタラメすぎてスーパーロボット大戦を上回る物語世界の破綻ぶりに嫌気がさしたのだ。ちなみにスーパーロボット大戦ですら私は無理です。ガンダムとエヴァが戦って何が面白いんだ?
モンストの世界観のデタラメさは、ゲーム内のちょっとした工夫で緩和できたと思う。かつてのビックリマン・ブームに学ぶなら、おまけのシールは、表のイラストだけでなく裏側に記されたキャラクターの解説も重要な存在だった。例えば昨日手に入れた「精神ナディア」の解説はこんな感じだ。
源層界から聖魔戦争を見守る聖神はヘッドより高い格の存在で姿を現すこともない。全ては我が掌の上で転がる暦事也?!
なんのこっちゃ。でも、かつての子供達は、この意味不明な「物語世界のカケラ」を収集しながらセカイへの想像をめぐらし、キャラクターだけでなくその背景にある文脈を自ら生み出していったのだ。モンストやコレ系のゲームは方向性としてはビックリマンに近いのに、モンスター図鑑に肝心の「シールの裏側」に相当するものが無い。だから「セカイ」は拡散する一方で収集がつかなくなっています。