『複製された男』の街並み。

 

この映画は、自分の超そっくりさんを発見してしまい、その秘密をさぐってみると実は、蜘蛛エイリアンが自分のコピーを産卵しまくっていて、うわあ!蜘蛛とセックスしたのは俺だったっけ?それとも「あいつ」の方か?うわああああ!!頭おかしくなりそぉ!わあ!蜘蛛の巣に引っかかったよおおお、いやああああ、こないでえええええええええええ。

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・・・というような映画ではありません。原作は高尚な文学作品なのです。でも見終わった後、そういう解釈をしてしまった私はB級ハリウッド映画の見過ぎなのでしょうか。いけませんねえ。

コピーに「脳力がためされる」とありましたが、まあ、そんなに頭は使わないです。へんちくりんな解釈しておいてアレですが(^^;) 「脳力」というのは、米国のamazon.comのレビューで星一つ★だけつけた奴とかに対する嫌味で(めちゃくちゃ多いです)、こういう展開が退屈とか、ゆとりすぎてワロタwバカなの?wwwっていう言い訳なんだと思います。

まあ、内容はDVDが発売されて一息ついたころにネタバレ込みで書くとして、映画版の物語の舞台はカナダのトロントです。カナダというと雪国のイナカって感じですが、トロントはニューヨークの対岸にある大都市です。

私見ですが、トロントという街は、ニューヨークという自由なようで自由でない胡散臭い街(特に911以降)に嫌気がさして、でもイナカは嫌だナーという人達が選ぶ、そんな街なのかもしれません。

最近の街並とかテーマパークみたいでクソやん、っていったエドワードレルフはトロント大学の先生でしたっけ。
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『ショック・ドクトリン』の著者もトロント大学出身だったような。
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トロントは、アメリカに最も近くに在りながら、アメリカから遠い目線で、アメリカを語ることができる場所です。ま、映画と何にも関係ないですが。物語内のトロントは、マゼンダ調の色彩で、画一的でどんよりした風景として描かれています(青空が綺麗なイメージがあるんですけどねえ)。カナダ版DVDのパッケージがセンスいいです。ほら!エイリアンの蜘蛛がいます!!あいつがいっぱい産むんですよ!

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この蜘蛛、トロントに実際にあるオブジェで、そう言えば六本木とかいうイナカにもあるとか?
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日系カナダ人の作家のデザインセンスもアレですが、それ以前にこれを各都市に複製するというセンスがいやらしいなあ、って思うんですよ。没場所性的な意味でね。

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