白石隆浩とペッパーランチ。
昼休みのランチに、イオンのフードコートによく行きます。丸亀製麺のきつねうどんが目当てです。そのとなりの店が背脂浮いたラーメン屋で、さらにとなりが店長と従業員が女性客を拉致監禁したあのペッパーランチです。うどんをすすりながら、よくもまあ、ぬけぬけと看板も変えずにやってるわ、と思っていた矢先、最低でも9人殺害し頭部だけをクーラーボックスに保存していた白石事件が起こる。
時代をリードするオピニオン誌『アサヒ芸能』によれば、白石事件の背景には臓器売買が関係しているらしい。私も、彼が猟奇的なシリアルキラーではないと見ています。むしろ「金のためならなんでもする」キチガイではないかと。腎臓や肝臓は1000万円以上の値がつき、顧客は中国の金持ちだ。ちなみに頭蓋骨は10万円也。こんな話を知人にふると「中国人の命なんて虫けらなみに安いし、実際に中国人が中国人それ目的で誘拐されまくってるのに、なんでわざわざリスクもコストも高い日本で犯行に及ぶのか?」と反論してきた。
しかし、その理由は簡単な話で、ブランド牛と同じく、メイドインジャパンの臓器が高く売れるからに他ならない。日本人の健康状態は良いので内蔵もイキがいいのだ(というブランド信仰かも)。当たり前だけど臓器移植しないといけない人って、もう半分死にかけてるわけです。なので富豪なら、生きるために金に糸目もつけないし、体裁とかモラルなんかないと思うね。チャイニーズはSEIKOや寿司だけじゃなく、日本人の内蔵も爆買いしてた・・・のかも。やっかいな国の富裕層が激増するって、こういうことなんですよねえ。
バブルが沸点を迎え、富が飽和すると、人間は共食いをはじめる。そう言えばペッパーランチ事件もリーマンショック前のバブル臨界点での事件だったねえ。ペッパーランチの従業員らは、店の制服のままレイプしていた。これすなわち被害者を生きて返す気などさらさら無かったということだ。だけど、殺して証拠隠滅? 北朝鮮の拉致? 売春組織への斡旋? どれも経済合理性に欠けるよね。
当時は「人身売買」という言葉が抽象的でいまいちピンとこなかったけれど、今思えば、あいつらの真の目的は売春組織ではなく臓器売買の方の人身売買ではなかったのか? 犯行におよんだガレージの場所、関空の正面だったね。鮮度を保ったまま、即空輸できるし。
ペッパーランチも表に出なかった共犯者が総連幹部の身内だとか、なんかふわっとした噂だけが流れてスパッと打ち切られたね。たぶん白石事件もそうなるだろう。でもYouTubeで白石のバックに住吉会ごにょごにょとバラされてるし… あー面白w そりゃ何も言わないテレビは相手にされなくなるわなー。
マルクスは資本の本質に「労働」を見ようととしたけれど、資本論のモチーフとなっているイギリス産業革命は、奴隷売買による破格の富の集中があったからこそ可能だった。資本主義の本質は、マルクスが言う以上に「人間が商品になる」ことではないかな。