浮見堂通信。

怒濤のゴールデンウィークが終わると、奈良は入れ替わるように修学旅行シーズンになります。ここ浮見堂にも自由行動の小学生グループが大量に来るんだけど、シカの扱いわからんから走って追いかけちゃうんだよなあ。

いきなり追っかけたら嫌がるかな?という発想ができない。他方、白人の子供はそういうのを心得ている。野生、というか生き物として基本的なコミュニケーション能力の弱さを感じてしまう。まあ、ガキを批判してもしかたないので、「こうするとシカはなつくんだぜ」みたいな実演をしてやる。

おじさん、シカの耳さわさわしながら曰く「ほら、このシカ、おなかに赤ちゃんいるよ、来週産むかもなあ」「へえええ」「そっとしといたって」「どこで産むんですかー」「そこ」「へえええ」。

午後、奈良教育大学の学生たちが荒池の水質調査をやっていた。訊くとゼミでの課題らしいのだが、あんまり自発的な興味はなさそう。おじさん、シカのツノなでなでしながら曰く「ここの水、どお?けっこうヤバくない?」しかし女子大生「えーまあ(汗)」みたいなリアクションでお茶をにごさん。いや、解析せんでも一目瞭然やろ。

 

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汚染の原因は春日山周辺のゴルフ場と産廃業者だと個人的には睨んでいる。

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