ネット時代のモニターヘッドホン。

 

どもども。最近、ネイチャー系に走ってるmorimachiです。んでさ、youtubeで「癒やし」「nature sound」とかで検索してみて欲しいんだ。鳥のさえずりや川のせせらぎの環境音だけ(動画ナシ)で、恐ろしい再生数を稼いでいます。カメラオタクもポストヒカキンもみんな涙目です、まったく。動画サイトなのに録音データだけでアクセス数は稼げるんですわ。いやあ盲点っす。

しかし、お前ら、病みすぎww

どんだけ癒やされたいんだよ、って話です。鳥のさえずりや虫の音はわかるんだけど、川の音ってうるさいだけだと思うんだが・・・私のスピーカーが悪いんだろうか? 先のネイチャーサウンド系のコンテンツでも「BAD」をクリックしているユーザーが必ずいるんですね。その理由を知りたいな。さしあたり、その動機を推察してみた。

・なんだ動画ぢゃねーのかよ、つまんね →BAD
・音のバランスが悪い、アホか →BAD
・3時間も聞いたけどぜんぜん癒やされなかったぞ →BAD

この三つではBADの意味が根本的に違うだろう。特に二番目のクレームは技術的な話で、クリエーターと視聴者のモニター環境にギャップがあるからだと思う。だからさあ、クリエーターはフラットな性格のモニターヘッドホンを買いなさいよ・・・みたいなオチになりがちだけど、実際はそう簡単な話ではない。

例えば日本のモニターヘッドホンの定番はMDR-CD900st(通称「赤帯」)だが、セカイ各国のamazonを見てみると分かるように、この機種は海外では存在すらしていない。あくまでも日本国内の「標準」でしかないわけです。正直DTMでコレを買ってもなー・・・だって、このヘッドホンは音楽を聞くためのものではないし。一般消費者にも人気がある機種だけど、長時間聞いてると耳が疲れるという話もある。

 

これに近い製品に「青帯」と呼ばれるMDR-7506があります。「赤帯」とは対照的に、欧米でも評価されているっぽい。くるくるケーブル、ミニプラグ対応、おりたたみが可能なのもいい。野外で使うフィールドレコーディングでは日本でも必然的にコレになる。実は私も持ってます。

 

個人的にはヘッドホンはSONYブランドしかありえんのですが、セカイのamazonのランキングを見ると、もうそうでもないっぽい。モニター用ですらオーディオテクニカの方が海外では人気のようです。

 

インターネット用のコンテンツを考える場合、だれも高級オーディオでは聞いていない。それでは上述のモニターを基準にして編集していいのだろうか? またモニターヘッドホンで何時間も音を聞く一般ユーザーはいないハズ(その理由はamazonの赤帯の低評価のレビューを読まれたし)。

そういったことを勘案して、MDR-MA900が軽くて広がりがあって癒やし系サウンドにうってつけだし、これこそネット時代のモニターヘッドホンだと思う・・・んだけど、これがまた海外では微妙な認知度なんだよなー。ってゆーか日本人も知らないか・・・うーん。

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