シカとハシブトガラス。
鷺池でシカに餌をやろうとすると必ずこやつもやってくる。なかなかの知恵者なり。そういえば去年、カラスがシカの毛づくろいしたり、耳そうじをしてたっけ。あれ、いったいなんなのだろう。
この本にもカラスの奇妙な行動について触れていて、著者はこれをカラスの「あそび」だと言う。要はエサが豊富なのでヒマなのだ。しかしながら、人間の「あそび」だって純粋に無邪気なものではない。なんらかの打算はつきものだ。
カラスだってシカと常にコミュニケーションをとっていないと、巣作りの時に彼らの毛をわけてもらえないし、エサのおこぼれにもあずかれないのだろう。
やはり、あそんでるフリした知恵者ではないか、と思う。