MacBook@MISSION: IMPOSSIBLE.
映画「ミッションインポッシブル」はやっぱ「1」だよねえ。96年の映画だから撮影は95年。脚本はさらにその前だろう。ちなみに、脚本家は有名どころが3人もかんでいます。当時、携帯電話はまだエグゼクティブのもので、インターネットもまだまだニュースグループが中心の時代だった。
メディアの大転換期のなかの映画という意味でも「1」は特別な存在だと思う。1995年といえば、マイクロソフトWindows95が発売されたけれど、まだネットは遅くて定額制じゃない。文書作成は明らかに書院やRUPOとかワープロ専用機の方がはるかに使いやすかった。
渋谷の女子高生の通信手段はポケベル。業界的には「マルチメディア」とか「ヴァーチャルリアリティ」なんてキーワードがもてはやされていた・・・そして、水面下ではモバイル・ネット文化が生まれようとしていた、そんな時代。
ネットスケープモドキの画面。実行する度にPiPiPiとビープ音がうるさいw まだPCはそういうイメージ。暗号文以前に、電子メールというメディア自体がまだまだ謎めいていた。
メガネカメラやスマートウォッチなど、20年先取りした超未来アイテムが出てくるのにもかかわらず、主人公がCIAに電話する時は電話ボックスからというのは、ほほえましい。また、アイキャッチの有名な体育会系PCハックは、一周回って、むしろ新しいんじゃないかと思う。
ところで、この映画にはAPPLEが協賛しているっぽい(正確にはAPPLEはプレイスメン料金は払わないで、その代わりにAPPLEのテレビCMのなかに映画の宣伝をいれたようだ)。
あくまでもMacBookのCMですw
前半のロンドンのアジトのMacBookは七色リンゴマークが黒いシールで消されています。その一方で、終盤のTGVの中ではこれ見よがしにリンゴマークがでてきます。以下は私の推測だけど、一つはAPPLEが協賛金をケチったので消した説。もう一つは、前半のPCの機能がぶっとんでるので、消費者の誤解を避けるためAPPLEの自主規制説。さあて、どっちかな。